MT4のEAは基本的に24時間稼働しっぱなしになりますが、雇用統計発表や政策金利発表といった重要経済指標発表時にはEAを一時停止させるのが一般的です。しかしEAを停止させる際に、既に逆指値注文が入っていた場合、その注文はキャンセルになるのでしょうか。
EAが既に逆指値注文をすでに発注していた場合、その逆指値注文は有効のままになります。逆指値注文を出しているかどうかは、MT4のターミナルで確認できます。
▷逆指値注文が入っているかの確認方法
- MT4画面下のターミナルの「取引」タブをクリック。(ターミナルが表示されていない場合はMT4上部の「ターミナル」アイコンをクリックして表示する。)
- 「Buy Stop」が 逆指値買い注文、「 Sell Stop」が 逆指値売り注文。
この取引タブに履歴があれば、既にそのEAの逆指値注文は有効になっています。EA停止後に新たに逆指値注文が入ることはありません。停止前までの注文が有効ということになります。既に入っている注文を取り消ししたい場合は以下の手順です。
▷逆指値注文の取り消し方法
- MT4画面下のターミナルの「取引」タブの注文一覧から取り消したい逆指値注文を探す。
- 対象の注文の上で右クリック。
- 「注文変更または取消」をクリック。
- 「注文の取り消し」→「OK」で完了。
EAの逆指値注文を手動で決済するということは、EAの自動売買に裁量判断を加えるということになります。そのため、本来のEAが想定していた成績とは異なった結果になる場合もあるので、EAを一時停止させる場合は注意が必要です。ただし、指標発表時に関してはその後相場が大きく乱高下する可能性もあるので、MT4のEAを一時停止させるという人の方が多いでしょう。EAを停止させる場合は、EAが全てのポジションを決済するのを待ってから停止するか、既にある逆指値注文を手動で決済するかのどちらかになります。